こんにちは。日色です。
今年の目標としてブログの毎日更新を掲げていましたが(早速途切れてしまいましたが)、もう一つの目標として、「少しでもいいから読書の時間を作る」を内心で試みています。
サラリーマンだったころは電車通勤の行き帰りや職場での昼休みなどで読書の時間を作っていましたが、移動が車中心になり、また家でも子供の相手に追われる昨今、読書の時間を作るのはなかなか至難の業です。
新聞はかろうじて毎日目を通していますが、昨年は最後まで読み通した本がほとんどなかったように記憶しています。私の人生で文字が読めるようになってからはじめてかもしれません。
というわけで、今年はこれまでに新書を2冊読了。
「戦争する脳 破局への病理」 計見一雄著、平凡社新書 2007年
「京都・同和『裏』行政」 村山祥栄著、講談社+α新書 2007年
「戦争する脳」計見氏は元国府台の千葉県精神科医療センター長。戦争は人類最大の狂気というが、精神疾患が日常の延長にあるように、戦争もまた日常の延長と考えられる、
との帯に惹かれて購入。個人的には第4章「戦陣精神医学」で紹介される戦場でのエピソードが具体的で興味をひきます。
「京都・同和裏行政」の著者、村山氏は現役の京都市会議員。25歳で初当選し、現在29歳で2期目。実は私は学生時代に村山氏と活動を共にした経験があり、私が立候補する際にも推薦人に名前を連ねていただいた恩人でもあります。
本の内容は大変にスリリング。「同和行政の完全終結」が宣言された後もなお、名を変え姿を変えて残る旧同和対策事業の実態を、唯一の無所属議員として地道な現地調査とマスメディアを上手に利用したアピールで市民に広く知らしめた。その衝撃は大きかったようです。
一連の京都市職員の不正行為を世に問うたのも村山氏の議会活動が発端とのこと。
後進の一人として大変刺激になり、またその勇気と行動力に学ぶところは多いです。
なお、村山氏は2月17日投開票予定の京都市長選挙に、市民からの要請を受けて無所属候補として立候補を表明しています。自公民相乗りの現職後継候補、京都を牙城とする共産党候補などに対し、無謀とも思える挑戦ですが、ぜひ若い世代の旗手として京都に新風を吹き込んでいただきたいと思います。私も何らかの形で応援できればと考えています。
誰かがブログで書いていたのを引用させていただくと、「京都のオバマ」となれるでしょうか?
大きな期待をしています。
村山氏HP
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