今回の議案において、船橋市立葛飾小学校校舎改築工事請負契約の締結についてが提案されました。これに関連して、1日も早い学校施設の耐震化を求める立場から、下記のとおり質疑を行いました。
日 色 今回の契約締結によって、小学校の耐震化が一歩前進することを高く評価している。しかし、4月現在での公立学校施設の耐震化率が49.8%、未実施は205棟となっており、一層の取り組みが必要である。
震災を受け、学校の安全安心を求める市民の声はなお高まっている。今後、耐震化の取り組みを一層スピードアップしていただきたいと考えるが、市長の考えはどうか。
特に、災害時に避難所の役割を果たす体育館については、一層の早期化が必要と考えるが、どうか。
また同時に、教育環境の充実のための空調設備設置についても、着実に事業を進めていただきたいと考えるが、どうか。所見を伺う。
市 長 学校施設の耐震化は、大変重要な課題であると考えている。耐震化の前倒しであるが、小中学校の耐震化については、予定を前倒しして、平成27年度の完了を目指していく。また、中学校への空調機の設置については、教育環境の充実を図り、子供達の健康を守るということも大変重要であると考えているので、今年度は設置設計を進め、設置工事については国の補助動向を見極めてまいりたい。
管理部長 小中学校の体育館の耐震化について、本年4月1日現在、81棟中32棟の体育館の耐震性が確保されている。耐震補強工事が必要な49棟については、今年度5棟の補強工事と、34棟の補強設計を実施している。残る9棟(建替予定の船橋小を除く)について、前倒しを図り、最終的に平成25年度末までには体育館耐震化の完了を目指したい。
上記の通り、市はこれまでの方針よりも前倒しして、小中学校校舎、体育館の耐震化を進める方針を明らかにしました。子供達の生活の場であり、災害時に避難所となる学校の耐震化は喫緊の課題です。今回の前倒し方針を評価するとともに、確実な実施を引き続き求めていきたいと思います。
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