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船橋市議会議員 日色健人 意志あるところ必ず道あり

待っていたって、始まらない。さあ、新しい船橋に! より良い船橋のため、日々奮闘する船橋市議会議員 日色健人の活動をつづるブログです。

議案質疑報告1~保育園用地の積極的購入を表明~

議案質疑から、いくつかのトピックスをご報告します。

今回上程された補正予算案において、東葉高速鉄道飯山満駅南側に2億円余りで保育所用地を購入する提案がなされました。これについて、以下のような質疑を行いました。


日色 これまで保育所用地は既存の市有地の利活用(転用)や国県有地など公有地を中心として確保されてきたほか、民有地の場合でも法人に自ら借用させ、それに対して補助金を交付することで対応してきた。しかしながら今回は、直接市が用地を購入するということで、これまでの取り組みとは一線を画していると捉えている。
そこで伺うが、今回の土地について、購入を決断するにいたった理由ないし基準はあるか。また、今後も市内各地で同種の売却打診があった場合に、どのような場合に保育所用地として購入することがありえるのか。


子育て支援部長 保育需要が多く利便性の高い駅周辺では、土地購入費や賃借料も高額になり民設民営による保育所整備が進まないことから、今回、新たに市が保育所用地を取得して保育所整備をさらに促進しようということである。
市では今後3年間程度で、民間法人単独による整備が難しい、JR総武線西船橋駅、船橋駅、津田沼駅、東葉高速線飯山満駅、北習志野駅、船橋日大前駅周辺を中心に、周辺環境をはじめ地権者の意向、価格などの条件が整った土地を取得して、保育所整備に積極的に取り組んでまいりたいと考えている。

日色 待機児童を抱えるご家庭にとっては朗報である。しかし、当然購入には費用がかかるが、財源的な裏付けはとれているのか。

財政部長

仮に1000人の待機児童の対策を図るとすると、定員100人として1000㎡、10施設で約10000㎡の用地確保が必要となる。用地購入費用について、土地価格の状況を勘案して1㎡あたり30万円と仮定した場合、総額30億円の用地取得費がかかることになる。
保育所用地の取得費については、起債の対象であり、90%の充当率であることから、一般財源の持ち出しは3億円である。また、残り27億円の起債の償還費について試算をしたところ、22年度末決算ベースでの実質公債比率1.6%が1.8%程度になる見込みであることから、財政の健全性についても確保されていると考えている。
財政部としては積極的に財政措置を図っていきたい。


今回の質疑で、市は待機児童対策が市の最重要課題であることを改めて認識し、積極的な保育園の整備を進めていく姿勢を明らかにしました。
引き続き、子育て世代の声を市政に反映させていきたいと思います。
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