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船橋市議会議員 日色健人 意志あるところ必ず道あり

待っていたって、始まらない。さあ、新しい船橋に! より良い船橋のため、日々奮闘する船橋市議会議員 日色健人の活動をつづるブログです。

アンデルセン公園:期待と課題

日色です。
下記の記事でもお伝えしたとおり、議員有志で市内アンデルセン公園を視察しました。
この視察は、1年生議員有志で、月1度市内施設を訪れているもので、今日は天気にも恵まれ気持ちの良い時間でもありました。
忘れないうちに印象と課題を記しておきます。

・開園(ワンパク王国時)から20年以上たち、木々の枝ぶりも大きくなりました。手入れされた花壇や芝生なども美しく、整備された自然を楽しみ憩うための公園として、その完成度は高くなっていると感じます。
グッズショップ等も以前から改善が図られている様子がうかがえました。

・利用者の属性や利用状況の調査が不十分ではないかと感じました。年間3回、各100件程度のサンプルを抽出して行っているとのことですが、55万人(21年度)の入園者に対してはやや少ないのではないかとも思います。
また、その結果や改善内容の共有・公表等のプロセスを踏むことで、さらに全体の改善の方向性が明らかになるのではないかとも思います。

・また、上記の調査はあくまで「来園した方の感想」であり、公園を利用したことが無い市民がアンデルセン公園をどう感じているか、どういう公園なら行ってみたいと考えているか、が管理者・市に伝わるルートがありません。
「どういう公園を作りたいか」だけではなく、市民は「どういう公園を税金で作ってほしいと思っているか」を調査する必要もあるのではないでしょうか。

・飲食について、基本的にはお弁当の持ち込みが多いせいもあるのか、(現行の受託者には申し訳ないのですが)レストランはもう少しセンスのいいものになれば、と感じます。「このレストランで食事するために、入園料払ってでも来たい」と思わせるようなレベルにまでなればいいのですが・・・せっかくの自然豊かなロケーションをいかせればと思います。

・子ども美術館について。せっかくの施設ですが、キャパシティが小さいために休日は混雑、しかし平日は閑古鳥という状況にあるようです。今日拝見した限りでは、決して子供だけでなく成人でも興味ある方にとっては楽しめる施設です。対象を子供に限定することなく、平日日中に来園可能で、創作活動に興味がある層を掘り起こすことができれば、さらなる利活用につながるのではないでしょうか。施設全体のコンセプトの変更があってもいいのでは、と思います。

・上記にとどまらず、園全体としても休日と平日の来園者の差が大きいようです。平日日中に来園頂ける層をどこまで拡大できるか。学校・幼稚園・保育園の遠足といったところはもちろん、町内会や職場などの団体利用をいただけるような企画ができないでしょうか。旅行会社がバスツアーを組んでくれるような営業活動の必要性を感じます。

・アクセスの問題についてはどうしようもないですが、施設に魅力があれば遠方からだってお客さんは来るでしょう。大阪からディズニーランドに遊びに来て、アクセスが悪いという人はいないはず。駅から遠いのは仕方ないですから、車で片道2時間以内を商圏として営業をかけるくらいの積極性があっていいと思います。

・確かにここ数年で入園者数は増えていますが、市から毎年3億円弱の費用が投下されていることを考えれば、さらに入園者を増やし、コスト面でも改善を図る必要があります。また、市民への還元という観点から、利用料が安いに越したことはなく、これらを含めた議論を再度行う必要があります。(65歳以上は現在無料ですが、その理由は?公明党の議員さんからも疑問がでていました)

・今日の様子でも、子供向けの遊戯施設がある北ゲート付近は混雑が激しく、南ゲート付近の自然体験ゾーンや里山の水辺ゾーンは人影まばら、という状況がありました。今後の拡張計画で南に近い西側エリアにキッズガーデンや花の城などの造園計画があるようですが、さらにこの南北の二極分化が広がってしまうのではないでしょうか?
市民の(子供たちの)もっと遊戯施設で遊びたいというニーズもあるのではないか、とも思います。(たとえば、雨天時に対応できる屋内型アスレチックとか?)

・ドッグランは盛況のようです。また、オートキャンプ場を併設するというようなアイディアもあるようです。意欲的な取り組みを期待します。


いろいろと思いつくままに書きましたが、市の貴重な財産であり、より良くなりつつあることに間違いはないと思います。今年度で市公園協会への指定管理委託が終了し、来年度以降については、今年度中に再度選定のプロセスが行われることになります。この過程で、どの事業者が(現在の公園協会も含め)、今後この公園をより良く運営できるのか、この選考過程を注意して見守っていきたいと思っています。
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