もう7年前にもなりますが、パシフィッククレストトレイルの旅を終えた後、バンクーバーでほんの数日滞在したことがあります。だいぶ記憶も途切れ途切れになってきていますが、ちょっと思い出してみると・・・
・トレイルの終点だった山あいの町から高速バスでバンクーバーに向かったが、途中でえらい渋滞して到着が遅れる。
・バス乗り場の周辺はご多分にもれず治安が悪そうな感じで、日も暮れてきたので一番近い安宿に飛び込む。バックパッカー向けのホステルだったらしく、基本相部屋だったが、あえて個室をオーダーしたらえらい高くついた。
その割にはろくに鍵も閉まらないし、ほかの部屋をのぞくと壁にポルノなど張った長逗留者ばかりで、いや~な感じ。
・とりあえずチャイナタウンまで歩いて食事。チンタオビールで酔っぱらう。お代りを頼むたびに年齢確認される。
・翌日は雰囲気の悪いホステルを引き払い、バンクーバー観光。ガスタウン、スタンレーパークなど。トーテムポールくらいしか記憶が残っていないところをみると、大したことはなかったに違いない。
・お昼ごはんは日本食レストラン。久しぶりのお寿司をほおばっていると、ウェイトレスのお姉さんに「うれしそうに食べるなあと思ってみてました」と。ワーキングホリデーで来て働いていたのだろう。今日の朝日にもそんな記事がでていました。
「日本食久しぶりなんで」
「どこからきたんですか?」
「メキシコから・・・歩いて」
「??もしかして、密入国??」
「・・・いや、そういうわけじゃ・・・」
・目抜き通りのもう少しましなホテルに部屋をとって、通りをぶらぶらしていると、昨日ホステルのフロントで見かけた日本人の女の子に再会。先方も雰囲気の悪さに辟易して、別に移ったとのこと。偶然を祝して夕食をともに。お互いの旅の話で楽しいひととき。千葉大の学生さんだったが、今頃どうしているだろうか。
・翌朝は5時に起きてバス乗り場へ。治安の悪さからタクシーを強く勧められる。断りもなくバスに荷物を積み込んで、チップをねだるホームレスを冷たくあしらうおばちゃんに圧倒されつつ、バスでシアトルへ。
そうそう、この日は誕生日でした。
・・・書いているうちに、いろいろと思い出すものですね。良い記憶はより良いものとして。
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