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船橋市議会議員 日色健人 意志あるところ必ず道あり

待っていたって、始まらない。さあ、新しい船橋に! より良い船橋のため、日々奮闘する船橋市議会議員 日色健人の活動をつづるブログです。

消防士不祥事を受けて:総務委員会


日色です。
過日の記事でもお知らせした臨時の総務委員会が今日午前開かれました。
市側からは松本副市長、消防局長以下消防局幹部、総務部長、職員課長などが出席、総務委員も10名中6名が出席しました。(急な会議開催だったため、欠席者がやや多かったのは残念でした。)

冒頭、副市長から陳謝。続いて消防局長からも陳謝の発言があったあと、事案の概要や配布資料の説明などがあり、続いて各委員からの質疑がありました。

一通り各委員からの質疑が終わったあと、私からも発言を求めました。
私の質疑のポイントは大きく3点です。

(1)今回の事件の着目すべき点は、①消防局という特殊な組織において、②性犯罪が続けて起きたことにあると考えるが、これをどうとらえるか。再発防止を検討するに当たり、この点に着眼して検討を行うべきではないか。

(2)再発防止委員会を設置するということだが、消防局内に設置するのか。また人選は内部のメンバーで行われるか。
  消防局という独立した組織の人事等について、市職員課はどのように関与していくのか。

(3)市長はじめ特別職の処分を考えているということだが、職務外の不祥事に対して特別職が責任を負うのはどのような理由か。今後も同種の事件が起こった場合に、以後同じような対応をとるのか。


(1)については、他の議員の質疑のなかでも、副市長から「消防局という階級が明確な組織において、若い隊員の意見を吸い上げることができているか」といったように、消防という組織の特殊性に着目した取り組みを検討する回答がありました。
また、女性への性犯罪であることに対しては、消防局長から「男性社会といわれるが、決してそれに由来するものとは考えていない」旨の発言がありましたが、少数の女性隊員への配慮を求める発言も含め、今回の事件の特殊性を指摘する発言が続きました。

(2)については、防止委員会は内部に設置予定との回答でしたが、私も何でも外部委員を入れればいいという考え方には立っていないことを断った上で、それでもなおそうした意見に十分配慮して実効性のある組織にするよう要望しました。

(3)について、前回の事件後再発防止を試みたにも関わらず事件を防げなかったことに対し、市長からも責任をとる意向があったとの由ですが、これが一つの基準となって、以後同種の事件が起こるたびにすべて一律に市長の責任と直結させるのは問題があると思われることから、慎重な検討を求めました。

今回の事件については、11月19日開会予定の12月議会でも異例の行政報告として質疑される方向と聞いています。私自身はその必要性について若干懐疑的でもありますが、議題としてとりあげられればなお多くの議員から質疑や叱責が飛ぶのは避けられないと思われます。

今日の朝日新聞千葉版「千葉笑い」にこんな投稿がありました。

わいせつ消防職員
モシモシ火事です市外の消防署を頼みます――船橋市民
(長生村・麻生弘)


当市の投稿者でないのがまだ救いですが、重ね重ね残念な事件でした。





・・・追記、上記「千葉笑い」の筆頭は

狂歌
議員ヒマ政務つかなきゃやることは 議会で拍手地元で握手
(船橋市・竹井正幸)


でした。今回の消防職員不祥事よりもとっくに昔に、議員・政治家の信頼など地に落ちているのですね。
ちっとも笑えない・・・
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