あっという間に1月も終わりで、気ばかり焦る今日この頃です。
さて、ご挨拶に回っていると、時折聞かれるのが「どこの党の人?」というご質問です。
「無所属です」とお答えしているのですが、そのときの皆さんの反応で不思議なことがあります。
皆さん一様にほっとした、というか、「それなら良い」といった印象なのです。これは何を意味するものでしょうか。
船橋市議会は保守系議員が離合集散を繰り返し、かなり複雑にはなっていますが、自民党系会派、民主党系会派、公明党(最大会派)、共産党、市民ネットワークと、一応国政と同様の政党名が並んでいます。
しかし、「無所属」との答えに好意的な反応を示されるということは、いかに既存政党が市民の信頼を得ていないか、ということの裏返しではないかと思います。
宮崎県でタレント知事が誕生したことの背景に、既存政党への不信をあげる論評が目立ちますが、都市部においてもますます政党の存在感が減少するばかりでなく、冷ややかな見方が広がっている気がしてなりません。
私は、地方議員は地域の声の代弁者であり、中央政党への所属は必ずしも必要でないとの考えから、無所属で活動していますが、いずれ活動の場を広げる際になれば各党の党是・公約と自分の信条を比較検討してみることもあるかと思っています。
しかしその際に、政党が市民の信頼を得られていないのであれば、むしろ自らの手足を縛ることにもなりかねず、ますます慎重にならざるをえないでしょう。
政党への不信は、所属する政治家への不信となり、ひいては国政・地方を問わず政治全体への不信をますこととなるでしょう。政治とカネの問題をめぐるスキャンダルが相次いでいますが、ニュースを聞くたびに、「これ以上中央から政治不信を広めないでほしい」と切に願うところしきりです。
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