昨年を振り返ると、ロシアによるウクライナ侵攻や安倍元首相銃撃事件など、平和な日常を揺さぶるような衝撃的なニュースが相次いだ年でした。その一方、北京オリンピックやサッカーワールドカップにおける日本代表選手の活躍などに勇気をもらった方も多かったのではないでしょうか。
社会全体に目を向ければ、3年目となった新型コロナウイルスの影響の中にありながらも、イベントやお祭りなど、これまでの日常を取り戻そうと皆がゆっくりと動き出したように感じられる場面も多くあり、人々の持つ「回復しようとする力(=レジリエンス)」を心強く思う日々でした。
市議会議員として15年余り、市民の皆様の様々なご相談にあずかってきましたが、最近特に多く、また深刻に感じるのは、人々の孤独や孤立にまつわる不安、そしてその不安から引き起こされる困りごとのご相談です。介護や子育てなど、これまでは家庭の中で、家族の手によって解決されてきた(あるいは、閉じ込められていた)ような問題が、単身世帯の増加や高齢化、少子化などに伴って、ひとりひとりの問題として顕在化し、重くのしかかっている状況があるように思います。そして、多くの方が、他とのつながりが無い中で孤立し、孤独のうちに悩んでいらっしゃるのではないでしょうか。コロナ陽性に伴い突然隔離生活を強いられるように、誰もが、いつでも孤立し、孤独のふちにたたずむ不安と隣り合わせにあるのだと痛感しています。
私は幸いにして、家族や多くの友人、有権者の皆様に支えられて4期16年の任期を全うしようとしています。この16年の間に、わずかですが市の様々な施策や制度についての知識も有することができました。引き続き議員としてまた政治家として、この得た経験と知見をもって、市民の方々の孤独に寄り添い、不安をやわらげ、ともに解決する仕事を続けていきたいと考えています。
本年4月には改選を迎えます。市民に「寄り添う」政治家として、初心を忘れず、市政発展のために尽くしていく覚悟です。市民の皆様のご支援を心からお願い申し上げます。
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