
日色です。
「ツイッター」というサービス、耳にされた方も多いのではないでしょうか。
140文字以内の「つぶやき」をインターネットを通じて投稿し、多くの方に見ていただくことができ、同時に自分も他の方のつぶやきを見ることができる、というもの。
これまでよくその仕組みもわかっていませんでしたが、とりあえず登録も無料ということなので、見よう見まねで始めてみました。
とりあえず下記のアドレスが私の「つぶやき」の羅列ということになるようです。
https://twitter.com/HIIROTAKETO写真や長文に適した当ブログと、ちょっとした気づきやひとことを書くツイッター、試行錯誤しながら情報発信をしていければと思います。
明日から三月、駅頭も再開予定です。駅頭からもつぶやく・・・かな?
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下から二番目のに参加します。
日色です。
先週末の市政報告会が終わってから、早1週間。
気が抜けたのか、ブログの更新もとめたまま1週間を過ごしてしまいました。
かといってこの間、何もしなかったわけではなく、3月議会の勉強会が連日行われ、去る25日(木)に議会開会を迎えました。
青年会議所や会派の打ち合わせ→懇親会も続き、久しぶりに連続で午前様&締めのラーメンで体力的にもなかなかハードな週でありました。
今日もこれから先輩県議・市議の新年会、明日は明日でライオンズクラブの会合が続きます。
3月議会に上程された新年度予算の内容などは、来週以降の駅頭やブログ等で随時お知らせしていく予定です。
また、質疑登壇は3月8日(月)の3人目に決まりました。内容はあと数日精査しますが、これも後日ご報告します。
日色です。
本日13時より、第3回目となる市政報告会を開催し、先ほど無事に終了いたしました。
ご来賓としてお越しいただいた藤代孝七市長をはじめ、市内外から100名超の皆様にお越しいただき、盛会裏に終えられましたことを心から御礼申し上げます。
いただいたアンケートなど、これからしっかりと拝読させていただきたいと考えています。
今回は財政状況など、堅苦しい話を長時間申し上げてしまいましたが、1年に1度だけでも、こうした問題を考えていただく機会を提供することもまた議員の仕事かと思っています。
改善点は次年度に生かし、よりよい市政と市民のかけはしとして活動できるよう努力してまいりたいと思います。
ご来場いただいたみなさま、またお手伝いをいただいたみなさま、本当にありがとうございました。
(この記事は1週間トップに掲載します。他の記事は次項で随時更新しています)恒例となりました市政報告会を下記の通り開催します。
ご来賓には藤代孝七市長をお迎えし、平成22年度予算情報をはじめ、市政全般の課題から、地域の問題までわかりやすくお話しします。
会費無料、事前参加申し込み不要です。皆様お誘い合わせのうえお越しください。
**********************************
<ひいろ健人 市政報告会のご案内>
日時 平成22年2月21日(日)
13時~14時半(受付12時半~)
会場 海神公民館 講堂
(京成海神駅下車徒歩1分)**********************************
皆様のお越しを心からお待ちしております。
日色です。
寒いです。昨日火曜日はかろうじて東船橋駅頭に立ちましたが、今朝はふたたび断念。
この時期の駅頭は本当に厳しいです。寒くても体を動かしていればそんなに気にならないものですが(冬山では氷点下だって汗をかく)、立ちっぱなしというのは凍えます。
・・・言い訳はほどほどに、明日もまた意志との闘いです。 ・・・明日は雪だ
今週から3月議会の準備を会派で始めました。まだ議会開会前ですし、議案も上程されていませんので、あくまで周辺の事前勉強という段階ですが、十分に知識の集積を図りたいと思います。

日色です。今日は朝から雨だと期待して、降ってもいないのに駅頭をサボタージュ。これではいかんと常々思ってはいるのですが・・・どうにも寒いと、意思が鈍ってなりません。
今日は、地元海神4・5丁目自治会の主催による防犯カメラ設置起工式に出席しました。
近年街中ではあちらこちらに防犯カメラが取り付けられているのを目にしますが、今回の事例は、繁華街でも商業施設でもなく、住宅街の中に、しかも個人が設置するのではなく自治会が主体となって設置することになったという点で特筆すべきものがあります。
管内に12台(うち6台は船橋市遊技場防犯組合からの寄贈)を設置するもので、写真は海神駅前の1台です。
このカメラは、内部に納められたメモリーカードに画像を暗号化して録画し、直近のもののみ保存されます。常時のモニタリングは行わず、事件事故が起きたときのみ、警察等公的機関の要請に応じて、自治会内に設置される防犯カメラ管理委員会の承認を経てメモリーカードを取り出し、同立会いの下警察署内のパソコンで再生閲覧されることとなっています。
画像の再生にも専用のソフトが必要とのことで、万一カメラごとメモリーカードが盗難にあっても、再生はできない、ということになります。
自治会では約1年前から検討し、広報を通じて住民に周知してきましたが、特段反対する意見もなかった、とのことでした。
個人的な感想を述べさせていただくと、こうした装置を設置することを受け入れる社会に(自分が生まれ育った街も)なったのだなあ、と複雑な気持ちです。
ご準備にあたられた自治会の皆さんのご苦労や検討状況を承知しているだけに、申し上げにくいところもありますが、私個人としては、街中にそのすべてを記録する装置が稼働していることは決して心地よいものではありません。
もちろん、見られて(撮られて)困るふるまいをしているわけではありませんが、それとこれとは別問題で、あくまで感覚として、常時カメラのレンズと向き合うことに対する本能的な忌避感があります。
しかし同時に、こうした装置が犯罪捜査に大きな成果を上げていること(抑止力については私はやや疑問を持っています)、また身近なところでひったくりや空き巣の被害を見聞きすることもあわせ、住民の皆さんがこうしたカメラの効能を期待して設置を受け入れているのだとすれば、私としても積極的に反対するつもりはありません。
ただ一点申し添えるとすれば、今後の運用にあたって、警察等公的機関からの要請や、住民からの意見等に対し、その処理を運用規程に基づいて適正に行うことはもちろん、可能な限りその運用状況を文書化して開示できる状態にすることを徹底されるべき、ということです。
担当される自治会役員の方のご苦労は大変なものと思われますが、さもないとせっかくの防犯カメラが、やれプライバシーの侵害だ、自治会による警察権力へのすり寄りだと、無用の批判を招くことにもなりかねないと考えるからです。(思想的に反対している勢力もありますからね・・・自治会単位としては市内初の試みでもあるだけに)
ひったくりだけでなく、交通事故などの場合にも提供を求められることもあるでしょうし、管外で発生した事件でも逃走経路が海神商店街だったら、ということも予想されます。決して少なくない要請件数になるとも思われることから、かさねがさね担当の役員さんにはご苦労がかかることとお察ししますが、せっかくの防犯カメラがその役割を発揮することを願っています。
日色です。
今日は久しぶりに予定の少ない日曜日。
午前中は家で新聞などに目を通したあと、午後からライオンズクラブの用事を片づけ、その後電話掛け。
来週日曜日の市政報告会のご案内を片端から。
1年ぶりにお話しする方も多く、日頃の失礼を詫びること数回。
市政報告会のご案内は、正月に発行・ポスティングした市議会レポートに記載はあるものの、それを見て来られる方はほんの一部にすぎません。やはり直接のお願いやお誘い合わせがないと、なかなか足を運んでいただけないのが実情です。
幸いにして、毎回100名以上の方にご来場いただいてはいますが、もっともっと地域に受け入れていただき、地域の恒例行事として認知されるほどでなければいけないとも感じています。
私個人の選挙運動のための会合ではなく、地域に市政の課題を伝えるための報告会となるように、私も準備にあたりたいと思います。
報告会まで、あと1週間。もうしばらくのお声かけを続けます。
テレビでバンクーバーオリンピックの開会式を繰り返し放送しています。
もう7年前にもなりますが、パシフィッククレストトレイルの旅を終えた後、バンクーバーでほんの数日滞在したことがあります。だいぶ記憶も途切れ途切れになってきていますが、ちょっと思い出してみると・・・
・トレイルの終点だった山あいの町から高速バスでバンクーバーに向かったが、途中でえらい渋滞して到着が遅れる。
・バス乗り場の周辺はご多分にもれず治安が悪そうな感じで、日も暮れてきたので一番近い安宿に飛び込む。バックパッカー向けのホステルだったらしく、基本相部屋だったが、あえて個室をオーダーしたらえらい高くついた。
その割にはろくに鍵も閉まらないし、ほかの部屋をのぞくと壁にポルノなど張った長逗留者ばかりで、いや~な感じ。
・とりあえずチャイナタウンまで歩いて食事。チンタオビールで酔っぱらう。お代りを頼むたびに年齢確認される。
・翌日は雰囲気の悪いホステルを引き払い、バンクーバー観光。ガスタウン、スタンレーパークなど。トーテムポールくらいしか記憶が残っていないところをみると、大したことはなかったに違いない。
・お昼ごはんは日本食レストラン。久しぶりのお寿司をほおばっていると、ウェイトレスのお姉さんに「うれしそうに食べるなあと思ってみてました」と。ワーキングホリデーで来て働いていたのだろう。今日の朝日にもそんな記事がでていました。
「日本食久しぶりなんで」
「どこからきたんですか?」
「メキシコから・・・歩いて」
「??もしかして、密入国??」
「・・・いや、そういうわけじゃ・・・」
・目抜き通りのもう少しましなホテルに部屋をとって、通りをぶらぶらしていると、昨日ホステルのフロントで見かけた日本人の女の子に再会。先方も雰囲気の悪さに辟易して、別に移ったとのこと。偶然を祝して夕食をともに。お互いの旅の話で楽しいひととき。千葉大の学生さんだったが、今頃どうしているだろうか。
・翌朝は5時に起きてバス乗り場へ。治安の悪さからタクシーを強く勧められる。断りもなくバスに荷物を積み込んで、チップをねだるホームレスを冷たくあしらうおばちゃんに圧倒されつつ、バスでシアトルへ。
そうそう、この日は誕生日でした。
・・・書いているうちに、いろいろと思い出すものですね。良い記憶はより良いものとして。
日色です。
今日午前中から近隣保育園のお遊戯会参観、神社の祭礼(二の午)と訪問したあと、14時から西部公民館で開催された都市計画マスタープラン改訂市民意見交換会に参加しました。
http://www.city.funabashi.chiba.jp/toshikeikaku/tokei/tomasukai_20100112_kokankai.htmこれは、船橋市の都市計画の基本となる都市計画マスタープランがまもなく作成から10年となることを踏まえ、その改訂作業にとりかかるにあたり、各地の市民の意見を取り入れようと企画されたものです。
今日を皮切りに、市内7か所で順次開催されることになっています。
意見交換会の形式はいわゆるワークショップ形式と呼ばれるもので、参加者が小人数のグループとなって、地域の良い点・悪い点、将来に向かっての意見等を具体的に書き出し、相互に伝えあうことで様々な意見を拾い上げることを目的としています。
土日にも関わらず、都市計画課長以下ご担当の皆さんは熱心に設営から取り組んでおられ、頭の下がる思いです。
2時間ほどで和気あいあいと進みましたが、気になった点をいくつか。
・小雪交じりのあいにくの天気とはいえ、参加者は10名強。サンプルとしてもあまりに数が少なすぎます。
募集は市広報とホームページでしょうが、それでは人は集まらないテーマだ、というのは重々承知のはずだと思うのですが・・・
・10名強のうち、(私も含め)議会関係者や行政パートナー(OBも)など、行政と何らかの関係を持つ市民が数名。これでは『ドキッ!関係者だらけの市民意見交換会』(←古い)です。
・上記の結果、出てくる意見には、「街づくりに強い意識を持った特定の市民(私を含め、です)」によるもの、というバイアスがかかったもであることを留意すべきです。こうした会合に参加しない、本中山のじいちゃんばあちゃん達の意見はどのようにくみ取られるのでしょうか。
・また、都市計画課力作のWEBGISを駆使したデータブックも、あまり活用されないままでした。参加者はあらかじめこのデータブックを読み込んで、自分なりの問題意識を持って参加することを期待されていたようですが、私を含め多くの参加者はデータから何かを読み取る余裕もなく、話し合いがスタートした感があります。
・データブックも、グラフの羅列だけではなく、誘導とならない程度に客観的な分析コメントを付してもよかったかもしれません。
・駅のバリアフリーや危ない道路の問題など、都市計画というよりは都市施設の「点」にばかり議論が割かれ、ゾーニングや空間の活用といった視点の意見はあまり共感を得られない空気がありました。
・そのため、出来上がったボード(それぞれの意見を地図上に付箋で張り付ける)をみると、まるで市長肝煎りで行う市政懇談会の陳情箇所一覧表のようなおもむきも。これが都市計画の改訂にどのようにつながるのか?やや疑問です。
・今回の運営は都市計画コンサル会社に委託されているようですが、この内容なら職員の皆さんが直接運営されることも可能ではないかと思いました。
話が最初に戻りますが、この程度の参加者数ではかえって特定市民のバイアスがかかり、意見交換会自体の評価をさげることとなるのではと危惧します。まさか、「参加者は少なくても、とりあえず開催すれば『市民参加のマスタープランです』となりますから」というわけではないとは思いますが、明日以降の会場が満員御礼になるよう、心から祈っています。
日色です。
今日は娘を幼稚園まで送った後(今日は行事で送迎バスが休み)、町内の葬儀に出席、事務所に帰ってメール処理と郵便整理、書類数通を作成して市役所へ。車だけ停めて市役所の裏(南)にある船橋公共職業安定所(ハローワーク船橋)を青年会議所メンバーと訪問。
これは、青年会議所で私が所属している委員会(社会開発委員会)の活動の一環で、船橋という街を産業と雇用の面から切り取って評価してみようという試みのもと、来月の例会で報告することを目指して現在資料集めをしているところなのです。
応対いただいた安定所の情報官の方は、初歩的な質問にも丁寧に対応していただきました。
頂いた資料はこれから精読しますが、印象的(衝撃的)だった事柄をいくつか。
・管内(船橋、習志野、鎌ヶ谷、八千代、白井)の求職者数は約16000件(前年度比30%増)に対し、求人数は約5300件(同30%減)という壊滅的な状況。特に、ここ1年間の数字は惨憺たるもの。
・ハローワークではあくまでこの安定所に申し込みのあった求人求職をカウントしているので、市内の失業者率等の数字は総務省統計局の労働力調査を待たなくてはならない。全国平均は5.1%。
・高卒の求人倍率はかろうじて1倍を上回ってはいるが、実際に内定しているのは7割前後。
・「学校を出たら働くものだ」という意識が希薄になっているのでは?極端な言い方になるかもしれないが、特別支援学校の卒業生などハンディを持っている方のほうが、より就業意識が高いようにも思われる。
・船橋は小売業などサービス業の比率が高いが、求人が多いのは専門職種や生産工程など2次産業中心。
などなど。
このあと、相談事の調査で社会福祉協議会を訪問、取って返して市役所教育委員会へ、会派控室に寄ると珍しく全員そろっておいでなのでしばし情報交換。そんなこんなであっという間に17時、休む間もなくグランドホテルへ車を回して日本青年会議所会頭の公式訪問会合に出席・・・さきほど帰宅しました。
明日も予定が数件、来週の市政報告会の準備もしなければならないし、議会は着々と近づくし・・・
日色です。
昨日は西図書館の視察に続き、午後からは全国若手市議会議員の会千葉ブロック研修会が、当船橋市で開催され、ホスト市メンバーとして慌しく過ごしました。
この会は、35歳までに初当選した、45歳までの全国の市議会議員がメンバーとなっているもので、全国各地で研修や意見交換などを行って互いに切磋琢磨をしています。同世代の議員との気の置けない懇談は貴重な機会です。
今回は、同じ会派の中村議員が今期千葉ブロックの会長を務められていることから、当市での開催となり、県内各所から20名弱の参加者を得て開催されました。
研修の内容は、三番瀬の視察および、市庁舎を活用した収益確保策ということで、参加された各議員はそれぞれ自らの市に応用できるヒントを持ち帰られたのではないかと思います。
ご協力をいただいた市議会事務局、企画調整課、商工振興課、船橋市公園協会、財政部・管財課の皆様に重ねて御礼を申し上げます。
追記、収益確保策の中に、これまで市職員労働組合に無償で提供していた売店業務を来年度から民間コンビニに委託することで年750万円もの貸付料を上げられることになった、との報告が○○○○財政部長からありましたが、その委託先がデイリー○○○○とは、何ともお後がよろしいご説明でした。
日色です。
昨日、1期生議員有志の会(その名もクローバーの会・・・4人だから)恒例の市内施設視察を行いました。
もう十数回となると思うのですが、今回は船橋市西図書館と図書館行政全般を対象に、2時間半余りの視察となりました。
(写真はまた忘れました)
施設全般のほか、県内でも類を見ないという浮世絵や古地図、絵図などの収蔵品、郷土資料の説明を受け、意見交換を行いました。詳細は割愛しますが、気になった点をいくつか。
・開館時間延長、休館日の縮減、宅配サービスの充実、指定管理者制度の検討などは平成22年度に策定される「船橋市図書館サービス推進計画」によって、今後議論が行われるとのこと。ただ、この計画策定は当局内部によって策定されるとのことですので、様々な意見を取り入れる機会を設ける必要があると思われます。
・船橋市では毎年1億円以上の蔵書を購入しています(平成21年度予算は1億1600万)が、同時に1年間で紛失・不明(盗難も含め)となる本も1000万円近くになるとのこと。
開架図書へのICタグの埋め込みとセキュリティゲート設置には1億円程度がかかりますが、費用対効果を考え、導入を検討すべきです。
・図書館サービス指標、というものがありますが(予算額や一人当たり貸し出し数、蔵書数などを数値化して比較したもの)、図書館の評価をこれにのみ依拠することは、図書館の持つ機能の一側面しか見ないことにつながるので注意が必要です。
・そもそも、図書館の役割とは何か、について、市民のコンセンサスを改めて構築し、図書館行政のあり方を検討すべきです。ブームが過ぎれば在庫の山となるベストセラー本やレンタルビデオ店でも借りられる映画を税金で購入する必要があるのか。言い方は悪いですが、貸本屋業務と、貴重な資料を収集展示研究する学術機能(これだって、地方自治体が行うべき業務か、県や国と共同して行うべき業務かなど判断が分かれます)、また地域住民に読書の機会を提供するセンターとしての機能など、図書館の持つ様々な機能を再整理し、効率化・定型化が出来る業務は指定管理者制度を含め、簡素化を図ることも可能なのではないでしょうか。
前述した次期サービス推進計画の内容を注視したいと思います。
日色です。
先週4日(木曜日)から昨日7日まで、ライオンズクラブ国際協会333-C地区のレオ・海外研修プログラムに参加し、マレーシアを訪問してきました。(思うところあって写真はとりませんでした。あしからず)
ライオンズクラブとは世界規模の奉仕団体で、主に地域の経営者らがメンバーとなってさまざまな社会奉仕活動をおこなっています。
その活動の一環として、地域の青少年を育成するレオクラブというプログラムがあり、私は5年前からあるレオクラブの創設メンバー(チャーターメンバー)として活動し、今年度は地区(県)の代表(会長)を務めています。
(ちなみに、同じ会派の木村哲也議員も10年ほど前に同じ役職を務めておられます)
レオクラブは12歳から32歳までの青少年を対象としていることから、私は今年で卒業ということもあり、最後の機会にと時間を作って参加することとしました。
現地のライオンズクラブ・レオクラブとの交流プログラムや、同国の歴史を学ぶツアーなど、ハードスケジュールの研修ではありましたが、印象に残ったエピソードをひとつだけ記録します。
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研修2日目、首都クアラルンプールからバスで北へ2時間半、ラウム(Raub)という人口3~4万人といった程度の小さな町を訪問、現地のライオンズクラブ及び高校内に設置されたレオクラブとの交流プログラムを行いました。
相互の長い挨拶(中華系マレーシア人の挨拶は、その場の役職者すべてを冒頭に紹介してから始まる)とスライドによる活動紹介、記念植樹などのあと、現地のクラブメンバーに連れられて訪問したのがとある先住民族の村でした。
家も人も見るからに貧しく、犬や鶏が放し飼いとなっている村に観光バスが乗り付ける様からして異様な光景でした。
訪問の仲介役となっていただいたクラブメンバーは以前にも訪れたことがあるらしく、「ずいぶんきれいになったものだ」などとつぶやいています。
当初は何の目的で訪問するのか全く知らされず、我々ゲストに先住民族の踊りでも観光させてあげよう、というつもりなのかと思っていると、集会場のようなところに村民(7~80名くらいか、半分は裸足の子供たち)が集められ、車から段ボール数箱分のお菓子が積み下ろされました。
一体何か?といぶかる私たちに、現地のクラブメンバーは「これを子供たちに配ってください」と促すのです。
キャンディやチョコレートに競って手を伸ばす子供たちに、戸惑いながらも配る当方のメンバー(高校生が中心)。
私は軽いショックでこの騒ぎに参加できないままでいました。
どうやら、貧しい村にお菓子を寄付するという「奉仕活動」をしているらしいと気づくころ、今度は大人の村民たちが列を作って袋詰めのお菓子が配られるのを待っています。
現地のメンバーは、私たち日本人に一人一つずつ袋を渡し、それを村民に「寄付」するところを写真に撮っています。
私も仕方なく、60前くらいのおばあさんに袋を渡し、皮膚病か何かでボロボロになった手を握って別れました。
その晩の歓迎レセプションでは、この行事は地元ライオンズクラブと訪問団との「共同事業」で、「貧しい原住民の人々に寄付を行い成果を上げた」、と地元のライオンズクラブ会長からスピーチがありました。
ガイドの話によると、こうした先住民族の人々はおしなべて貧しく、いわゆるその日暮らしであるほか、政府の開化政策にも関わらず学校を拒否し、勤労意欲も低い人々であるとのこと。適切な医療も家族計画もないので子供は多いが寿命は短い。ガイドの口ぶりからは、全く困った人々である、というニュアンスが伝わってきました。
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高さ400mを超えるツインタワーがそびえる首都の郊外でみたものは、日本の格差社会などとは比べ物にならない、本当の格差でした。とくに、今日の日本ではまず見られない、富める者から貧しいものへの直接的な施しが、富める者にとっての名誉・価値ある奉仕として位置づけられていることには、重い気持ちにさせられました。
マレーシアはLookEast政策を掲げて80年代以降急速な発展を遂げた国で、2020年までに発展途上国の名を返上し、先進諸国の仲間入りをすることが国是とされていたと聞きます。急速な発展は、オランアスリと呼ばれる先住民族の文化や生活にも大きな影響を与えているとも言われます。
ついこの間まではろくに洋服も着る必要もなく、狩猟採集で生計を立てていた人々が、開化の波に洗われ、その変化についていけぬまま貧困層と蔑視され、寄付という名の「施し」を受けている様をまのあたりにし、社会の発展とは何か、と改めて考えさせられました。
同時に、最近ではあまり報道されなくなりましたが、私が小中学生のころ、インドネシアやマレーシアの熱帯雨林が伐採されて日本で大量消費されている、またそのことにより先住民族や動物たちの住処が追いやられているという「情報」を教科書などで繰り返し学ばされたものです。実際今はどのような状況なのでしょうか。
車窓から広大なヤシ畑を眺めるのにしても、そうした情報とつなげて見るのとそうでないのとでは印象がだいぶ異なってきます。
今回のマレーシア訪問にあたって、たとえば、先住民族の村を訪ねることがあらかじめ知ることができたなら、こうした先住民族が抱える問題の現状や、奉仕とは何か、我々がすべきことは何か、といったことを事前に高校生のメンバーと共に学びあったうえで参加し、より多くの気づきを得られたのではないかと、少々残念に思えてなりません。
今回の訪問はライオンズクラブの補助を得て、私たちは少額の自己負担で参加させていただきました。そのことには大きな感謝を述べつつ、こうした機会が次年度以降も継続され、より多くの学びと気づきを次代の青少年に与えられることを願っています。
以前も同じようなタイトルで記事を書いた気がするのですが。
本当にここのところ活字を追わなくなりました。
かろうじて新聞くらいは目を通しているのですが、書籍をきちんと完読することがないのです。
(その反面、行政資料を斜めに読んで、質疑のポイントを見出すことは上手になったと思うのですが・・・)
知識の収集を続けなければ、いずれネタ切れになるか、目の前のことだけを追うその場しのぎの意見しか持てなくなることは自明の理。
「今年こそ」(去年も書いたが)、読書量を増やします。
、と2月になって改めて新年の決意。
追記、事務連絡ですが、所用のため明日から日曜夜まで電話、メール等一切の連絡が取れなくなります。
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