こんにちは。日色です。
下の記事にも投稿したように、今朝は4時起きで船橋市中央卸売市場の視察に出向いたため、かなり眠たいです。
場内は広いし、マイナス50℃の冷凍庫の中(呼気が一瞬で凍っていった)まで視察したので、かなりハードな朝となりました。
今回の視察は、市議会レポート9号でも詳しくご紹介した新人議員有志によるもので、どうせ市場を視察するなら人とモノが動いている時間にしよう、と早朝5時のスタートとなりました。
受け入れていただいた市場長以下、職員の皆さんに深くお礼を申し上げます。
卸売市場は原則として仲卸と小売業者のための施設なので、一般市民には少し縁遠い存在ですが、近年は少しづつ広報イベントも充実してきています。
その反面、大型店舗が生産者から直接仕入れを行うなど、市場を通さない取引が増え、市場の存在感が薄れているのもまた事実です。
船橋市の市場も老朽化への対応や、施設の有効活用が求められる中でどのようにその方向性を定めていくのか、大きな岐路に立たされていると思います。
船橋市が単独で市場を設置維持することの必要性について、実は私は少し懐疑的な視点も持っていたのですが、(毎年多額の補助金を要しており、また市の財産である広大な敷地がかならずしも有効に活用されていない点など)今回実際に競りをはじめ取引が行われている現場を拝見し、取扱高は減少の一途とはいえなお一定量の取引が行われていることを鑑みれば、40年の長きにわたり営々と続けられてきた商売の現場の改廃を軽々に論じることの難しさを改めて感じました。
同時に、いつまでも旧態依然としたスタイルにこだわり、「昔はもっとにぎやかで良かったなあ・・・」という懐旧談にとどまっていては、市場の存在はますます悪くなる一方かもしれない、という危機感を感じたのも事実です。
船橋市の市場はこれからどこにその存在意義を見出していくのか、そのためにふさわしい形態、規模、設備はどのようなものなのか、これからも検討していきたいと思います。
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